漫画大賞コミックス部門1位アンデッドアンラックの面白さを語りたい

どうも、趣味という趣味が最近イラストや漫画しかない感情が死んでいる20歳の男です。

まだまだ人に見せれるレベルのイラストの描けない自分が、ちょっとした息抜きや休みの日にすることが漫画を読むことです。そんな自分が最近続きが楽しみでしかない作品『アンデッドアンラック』ご紹介していきます。

疎い文章かつ、ありきたりなことしか書けないかもしれませんがどうぞよろしくです。

 

ややネタバレが含まれますので、そこはご了承ください

 

伏線の張り方、回収の仕方がとにかくすごい

この漫画が漫画大賞において何故一位を取ったのか、ここに要素が全て詰まっている気がします。

もちろんキャラクターの個性もしっかりと立てられていてキャラクターもすごく魅力的です。ですが漫画系のスレやまとめ等を読んでいても多く見られるのが作品に対する考察です。

それくらいこの作品の伏線の張り方などがすごいということです。面白い漫画ってだいたいキャラの魅力がすごかったり、台詞回しが面白かったり、いろんな要素がありますが、伏線がすごいと純粋に作品に対して素直に敬意が湧いてきますし、故に考察意欲や作品に対する愛も増えていくのかなと。だからアンデッドアンラックは読むのが楽しくて仕方ないんだなと感じました。

 

能力の魅せ方がうまい

伏線の張り方がすごいと言うのは書いたんですけど、正直ほんとにアンデッドアンラックがすごいなと感じたのは能力の魅せ方です。

この漫画はある事象や世界に存在しているルールを否定するものたちが出てきます。

死を否定することで老いることもなく、どんな些細な傷でも瞬時に再生したり(不死)

相手を目視することで、相手の行動に制限をかけたり(不信実) といった感じ。

否定者とかくとかなりややこしく感じますがまぁ要はワンピースでいうところの悪魔の実の能力者、ブリーチでいうところの斬魄刀みたいなその人個人に備わっている能力的なもの

他にも停止することを否定したり、相手の正義を否定したりと多種多様な能力者が出てきます。上にも書きましたが、とにかくこの能力の魅せ方がうまいです。

良く言われているのは、シェンという中国系のキャラの能力が上に書いた不信実なのですが上で書いた以上に厳密に書くと『相手を好きになること+相手を目視することで、相手の考えていることと真逆の行動をとらせる』という能力、能力の細かな設定等はまだ明かされていない部分もあるでしょうし、これから明かされる能力の秘密やキャラの秘密もあるでしょうが、これが現在判明しているシェンの能力です。

この能力が判明してから改めてシェンの仕草を見てみると、意識的に相手を見ていなかったりしていてかなり後からの発見が多いんですよね、能力判明前からの細かな魅せ方がうまくて、読んでいて『あーあれそういうことか!』ってなることが多いです。

バトルものに欠かせない特殊な力、ワンピースやナルト、ブリーチなど数々の名作バトル漫画が生み出されてきましたが、基本は自身の力を制御していますがアンデッドアンラックはその力の制御がいわば能力者本人にも不可能なのでこういった細かい要素を描いているのかなと、そう考えると作者さんの労力や矛盾を無くそうとしたりする努力がすごいと改めて感じます。

 

とにかくテンポがいい

自分はテンポが悪い作品よりも、テンポがいい作品の方が好きなんですけど(みんなそうだろ)

この作品はとにかくテンポがいいなと毎週感じています。現在刊行されている巻数が3巻とまだまだこれからな漫画なわけですが、3巻時点で組織の人間が1名死亡、新たな仲間の加入、敵組織の登場、ジャンプ本誌だとある人物の裏切り、アポカリプスとは何か?等々かなりの速さで展開が繰り広げられています。

もし、現在ジャンプ本誌で掲載されている漫画の中でテンポの良い作品ランキングとか作るんなら、自分なら一位に上げるくらいには早い、Dr.stoneも個人的にかなりテンポはよく感じるんですけど、ドクストが理屈や技術が必要なシーンを全て特に説明も入れずに、超人たちがやってくれましたって感じで進めるのに対して、アンデッドアンラックは説明が必要なシーンはキャラクターのセリフなどでかなりうまく説明してくれています。

漫画の説明シーンって個人的に、そんな理屈言われてもいまいちわかんないよってなるんですけど、テンポがいい作品はそこら辺の読者がいまいち理解しがたい部分をすっ飛ばしてくれるのでとにかく読んでいて気持ちいいです。

 

総評 とにかく読んでほしい!

長々と疎い文で書いてきたんですけど、とにかく言いたいことはこれです。

漫画大賞受賞作なのだから面白いのは当たり前です。ただまだ読んでいない人、ジャンプ本誌は読んでいるけど、アンデッドアンラック読んでないみたいな人はこのブログで少しでも興味が湧いてくれたらと思います。

漫画の面白いと思われる条件がいくつもかなりのレベルで備わっているのがこの作品だと思っていますし、何よりここ最近始まった漫画の中でダントツで面白いとすら思っています。

だからこそいろんな方にこの作品を知ってほしいです。

上述しましたが現在3巻までの刊行なので、手に取りやすいですし追いつきやすいので、ぜひ書店で見かけたら購入してみてください

 

長々と読んでいただきありがとうございました。